着物の遺品について 遺品整理

遺品整理で母の思い出の着物が大量に出てきたら?

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遺品整理のときには、思いもかけないものが大量に出てくることもあります。
今回はそのなかでも、「着物」について取り上げましょう。

おもち
今日は遺品の中でも多い『着物』についての話だよ。ひじきのお母さんも着物沢山持ってるよね?
ひじき
うん。お母さんはニャンコ舞踊の先生をやってたからねえ。でも、ひじきは着物に詳しくないから、万が一の事があった場合はどうしたらいいんだろう??

<たくさんの着物が出てきたらどうするべき?>

今回は、以下のような状況を想定しましょう。

年齢:45歳
立場:専業主婦で東京に在住
家族:夫(45歳)、長女(18歳)、長男(15歳)
状況:少し前に、76歳で母が亡くなった。母は地元の富山県に1人で住んでいた。
困っていること:母の遺品を整理していたら、相当な数の着物が出てきた。これをどうすればいいのだろうか。

「着物」は、洋服以上に扱いの難しいものです。
現在の着物は昔とは異なり、洋服以上に高価なものです。しかしその反面、「管理が難しい」という問題点もあります。

着物をきちんと管理するためには、やはり専用のタンスが欲しくなります。しかし広い家ならばともかく、東京のような住居面積の狭い都会においては、「着物のためにタンスを置けるスペースを確保する」ということは、それほど現実的ではありません。現在は着物を日常的に着る人も少ないですし、着物のためだけに貴重なスペースを割くのはかなり贅沢な話だからです。

もちろん、「普段から着物を着ている」「自分で着付けもできる」「訪問着くらいならば有効に活用できる」という人もいるでしょう。そのような人は、お母さまの残した着物を引き取り、折に触れて着るのもいいかもしれません。このように、「使う機会」があるものであるならば、多少無理をしてでもタンスを買い、家に置いておくという選択肢はとれることでしょう。

しかし、
「家は狭い」
「自分もそれほど着物にこだわりがあるわけではない」
「そもそも着物を自分で着ることができない」
「子どもも特に欲しがっているような様子はない」
「価値はわからないけれど、柄などもそれほど好きなものではない」
という場合は、やはり「どのように処分するか」を考える方が現実的な解決策である、と言えます。

おもち
本当はキレイな着物をとっておきたいけど、都会ではなかなか置いておく場所がないんだ。
ひじき
その場合はどうするの?売れるのかな?それとも処分したらいいの??

<着物の処分方法~「捨てる」>

「着物はまったくいらない」
「母から生前に、『価値のある着物でもないから、見つけたらゴミに出しておいて』と言われた(実際にこのようなケースはあります)」
という場合は、ゴミに捨てることもできます。

ゴミに着物を捨てる場合のやり方は、市町村ごとによって多少異なります。
ただ、新座市(埼玉県にある市)などでは、「着用に適さないものは、ゴミとして出してよい。その場合は、50センチメートル四方に裁断すること。そして、「可燃ゴミ」として出すように」としています。

愛知県の名古屋市では、「集団資源回収(地域の子どもたちや町内会が行っている資源回収。定められた日時・場所に持っていくことによって、それを回収してもらうもの)」や「リサイクルステーション(市民団体が執り行っているリサイクル活動。商業施設の駐車場などで、古着などを回収する)」を使うことが原則。それが難しい場合は、可燃ごみへ捨てること」としています。

「どれくらいの大きさにして捨てるのか」などに違いはありますが、ゴミに出してしまうというのも一つの選択肢です。

おもち
もし着物が必要ない場合は、ゴミとして出すのも1つの方法だよ。
ひじき
地域によって捨て方が違うっていうのはわかったよ!
おもち
住んでる場所で着物の捨て方がわからなかったら、役所の環境課などに電話して聞くのが早いよ。
ひじき
でも例えば、自分では着ないけど捨てるにはもったいないって着物はどうしたらいいの?
おもち
そうだよね。大切な人が持っていた物にできれば役に立って欲しいよね。次の章で着物の買取の説明をするよ。

<買い取ってもらう方法もある>

ただ、人情として、故人が着ていた着物をゴミに出す、ということはなかなかしがたいのではないでしょうか。
また、着物のなかには非常に高価な物もありますし、技術的に貴重な物もあります。
そのため、可燃ごみとしてすてるのはいかにももったいないと言えるでしょう。

そこでおすすめなのが、「買い取ってもらう」という方法です。

現在、着物買取の買取プレミアムをはじめ、数多くのところで着物の買取を行っています。作り方やもともとの価格、素材、保存状態などによって買取価格は異なりますが、リサイクル業者や中古着物ショップなどに出すことは、かなり有効な処分方法のうちの1つです。着物のなかには非常に高額で買い取ってもらえるものもありますし、何よりも、「故人の愛した着物が、次世代に引き継がれていく」「この着物を好きになった人が、長く着てくれる」といううれしさもあります。

もちろん、保存状態や着物そのものの柄(たとえば家紋が入っているものなど)によっては、「買取不可」とされることもあります。
買取不可になったものは基本的に遺族が引き取ることになりますが、「そちらで処分してくれませんか」と交渉してみてもよいでしょう。

現在は、着物を引き取る専門の業者だけでなく、遺品整理業者がこの役目を引き受けてくれることもあります。
また、遺品整理業者自体が引き取れない場合でも、ツテのある業者を紹介してくれることもあります。
「着物の処理に困っているのだけれど」と、一度相談してみることをおすすめします。

ひじき
大切な着物を買取ってもらって、誰かがずっと着てくれたら嬉しいね!
おもち
うん!できれば、思い出のある物はゴミに出したくないもんね。
ひじき
もしものことがあったらまず業者さんに相談することにしたよ。

<ずっと、家族が使い続けていく~「リメイク」という選択肢>

亡くなった人が残すものは、たくさんあります。
食器に家電製品、アルバムに趣味の道具……。
これらのなかには、捨てるか売るかしかないものもあります。

しかし「着物」の場合は、まったく異なるアプローチができます。

それが、「リメイク」という選択肢です。

これは数ある遺品整理のなかでも、かなりおすすめの処理方法です。

使わなくなった着物や帯をリメイクし、カバンなどを作ってもらうものです。
この「使わなくなった着物や帯」は、もちろん「今まで自分が使っていたもの」でもいいのですが、「形見の着物」でも可能です。

お母さまが残した帯や着物をそのまま使うことは現実問題としては難しい。
しかしごみに出すのも嫌だ。
ただ、古い着物だし汚れもあるから、引き取ってももらえない。
このような悩みを抱える人でも、それが「カバン」というかたちをとるのならば、日常使いのためのものとして手元においておくことができるでしょう。

リメイクのやり方については、各業者事で違いがあります。
おすすめなのは、「着物や帯をバッグに仕立てる前に、イメージ画像を送付してくれる」という業者です。
これならば、「自分の好みのカバンを、お母さまの着物や帯で仕立てる」ということができやすくなります。
柄が入った帯や着物は、どこにどんな柄を配するかで印象も大きく変わるので、このサービスがあると非常に心強いと言えます。

業者のなかには、「洋服に合わせるか、それとも着物に合わせるか」「収容力はどれくらいのものを御希望か」などによって、細かく作り方を変えてくれるところもあります。

現在このリメイク業者は数多く存在しています。どれも、単純に「形見を傍におく」という考え方だけではなく、「おしゃれに持ち歩けるカバンを作ること」を考えてカバン作りをしています。そのため、かなり利用価値の高いカバンが出来上がってきます。

このような着物をリメイクしたカバンは、その特性上、すべてオーダーメイドになります。そのため、値段自体は決して安くはありません。最低でも10,000円程度、かたちにこだわるのならば30,000円~というところもあります。

しかし、「お母さまの使っていた着物を」「しゃれたデザインで」「日常使いもできるカバン」にリメイクができるというのは、ほかの処分方法にはない魅力です。
これも考慮にいれてみてはいかがでしょうか。

他にも、振り袖を格安で花嫁衣装にリメイクしてくれるオリフリなども有名です。

時代とともに変化していった、私たちの衣服。そのような時代の変化を色濃く残す着物は、衣服であるのと同時に、歴史であり、思い出であり、文化でもあります。
どの処分方法をとるにせよ、着物に敬意を持って接したいものですね。

ひじき
着物としては着ないけど、リメイクしたらずっと思い出が手元に残せるんだね。すごい!
おもち
お洒落なカバンに生まれ変わったら飾ってもいいしねえ。
ひじき
着物ってリメイクできるって知らなかったから、とても役にたったよ!ありがとう、おもち!

 

着物や帯をリメイクして オーダーメイドのバッグを作ります

着物や帯をリメイクして オーダーメイドのバッグを作ります


http://ihinseiri-oneslife.com/blog/president/kimono-ihinseiri
http://www.city.niiza.lg.jp/site/gominodasikata/gominosutekatakagyo.html
http://www.city.nagoya.jp/kankyo/page/0000066280.html
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/5-6-16-1-0-0-0-0-0-0.html
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/5-6-16-2-0-0-0-0-0-0.html

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