遺品整理と料金

やっぱり気になる!遺品整理にかかる実際の料金は?

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「親の残した遺品を整理したい」
「自分が亡くなった後のことを考えて、遺品整理を検討している」
「大切な人が亡くなった時、自分でその処理をするのはつらい。だから、業者にお願いしたい」
このように思う人もいるのではないでしょうか。

しかしその時に気になってくるのが、「お金」の問題。遺品整理も、当然業者に頼むとお金がかかります。
その相場について見ていきましょう。

ひじき
ねえねえ、遺品を整理する業者さんに頼みたいんだけどお金ってどのくらいかかるの?
おもち
うーん、どのくらいかなあ。

<遺品整理を行う際の「金額」は一概には言えない>

「遺品整理を行うときにかかる金額」を一概に「これくらいだ」というのは、非常に難しいものです。
部屋の広さや荷物の量、そして業者によって、その見積もりは大きく違ってくるからです。

一般的に、部屋が狭ければ狭いほど遺品整理の費用は安くなる傾向にはあります。部屋が広ければそれだけ作業人数を確保しなければいけないからです。しかしこれも「荷物の量」によって左右されるため、はっきりとは言えません。

ただ、一つの相場として、「1DK程度ならば10万円以下で、2DK程度までなら20万円ほどでできる」とされています。また、人員については、1DKまでで2人程度、2DKまでならば3人程度が一般的でしょうか。
「家一軒の遺品整理をする」という場合はさらに開きが大きく、80万円程度もかかるケースもあります。

また、これに加えて、「消臭作業もしてほしい」などのような希望を入れると、さらに値段は跳ね上がります。

ちなみに、業者の場合は、「○円から」という記載方法をとっている業者も多くあります。このような表記に懐疑的な見方を持つ人がいるのももっともではありますが、「実際に部屋を見てみないとわからないから」というのが前提になっている部分もあります。

このような業者の場合、「記載されている最低料金でやってもらえるのだ」とは考えず、「遺品整理をしてもらいたい家の状態を把握してもらってから見積もりを出してもらうのだ」という認識でいましょう。その見積もり金額を見て、頼むか頼まないかを判断していくことになります。

ひじき
まずは一度見てもらうことが必要なんだね。
おもち
そうだね!料金は目安と考えておいたほうがトラブルにならずにすむかもしれないねえ。

<自分で遺品整理をする場合の金額とは>

「そんなにもお金がかかるのであれば、自分で遺品整理を行う」という人もいるでしょう。
確かに、自分で遺品整理をすればお買い得にはなります。

あなたが、亡き人とともに住んでおり、「残された家電製品は使って行く。処分したいのは、あくまで、個人の洋服や食器などだけだ」という場合は、極論をしてしまえば、無料で処分することもできるでしょう。
一般的な「ゴミの収集日」にあわせて、少しずつ荷物を出していけばいいからです。家具や家電といった、大型で、かつ回収にお金がかかるものを処分せず、かつ「少しずつ気長に片付けていくこと」ができるのであれば、かかる費用はゴミ袋分だけになるのです。

ただ、このようなやり方というのは、現実的にはなかなか難しいと言えます。

人が生きて生活をしていくうえで必要なものは、意外なほどに多いものです。特に、「何も整理しないままだった」「晩年は、整理などできない状態だった」という場合、大量の荷物を残して旅立つことになります。なかには処分に困るものもあるでしょう。洋服や食器だけでも、かなりの量になるはずです。

また、自分で処理をする場合、「量」だけでなく、「分別」も問題になります。現在は昔よりも分別が厳しく、物によっては、「一部分は不燃物、一部分は可燃物」などのように仕分けが必要になることもあります。
このような分別まで遺族で行うとなると、かなり大変です。

もちろん、「時間がある人が常に家にいる」「仕分けをして、遺品を処分することも、自分にとっての慰めになる」という場合はそのようにするとよいでしょう。ただ、ゴミ出しは意外と大変な作業ですから、これを業者に頼むという方法もあります。

これの場合は、軽トラック1台分のゴミだと仮定した場合、20000円を切る価格で処理できることが多いでしょう。
「軽トラックに入りきらない分は、自分たちで処分する」と割り切るのも手です。

ひじき
自分たちでやる場合はどこかで買取とかしてもらえるのかな?
おもち
その場合はリサイクルショップが使えるよ。

<リサイクルショップを利用する手もある>

遺品整理の際にかかる費用は、なかなか高額になりがちです。
そのため、「どのようにしたら料金を押さえることができるか」ということもあわせて考えたいものです。

まず、候補として挙がってくるのが「リサイクルショップに依頼をする」というものでしょう。

上でも述べたように、「家電製品を処分する」となるとかなりお金がかかります。自治体によって異なりますが、冷蔵庫などの処分には4000円近くかかってしまうところも……。
「家1軒分の家電製品を処分したい」となると、その金額は非常に高くなってしまいます。家電製品が多い家の場合、数万単位になることも珍しくありません。(自分の家の金額をざっと計算したところ、25000円程度でした)

そこで利用したいのが、「リサイクルショップ」です。
リサイクルショップでは、家電製品の買い取りを行っています。もちろん引き取ってもらえないケースもありますが、型番が新しく、きれいなものだと、処分費用を浮かせられるどころか、逆にお金が入ってきます。もちろん事前の見積もりは必要ですが、選択肢として覚えておくとよいでしょう。

<見積もりを複数社にとることは絶対に必要>

「やはり、遺品整理業者に頼みたい」ということになったのなら、「複数社で見積もりをとること」が大切です。

上で挙げた「遺品整理の費用」はあくまで概算です。何度か繰り返していますが、遺品整理にかかる金額というのは、部屋の広さや荷物の量、そして業者ごとによって大きく違います。同じ部屋の広さであっても、数万単位で値段に開きが出ることも珍しくはありません。
遺品整理を選ぶ際、1つの業者にしか打診しなければ、そこの金額が適正価格かどうかわかりません。その結果、もっと安いところがあるのに、大きくソンをしてしまうことも……。

引越しのときと同じように、遺品整理を頼む場合も、いくつかの業者に声をかけましょう。現在は、多くのところは「見積もりまでは無料」としているところが多いと思われます。

<「安いから」と即決するのはやはり危険>

複数の業者に見積もりを頼み、それが出そろったらどうしたらいいのでしょうか。

見積もりすべてを見比べて、「一番安いところに頼みたい」と考えるのが人情でしょう。
しかしこれは少々危険なことです。なぜなら、「極端に安い」というところは何かしらの裏があることもあるからです。

たとえば、

  • 本来ならば必要な資格を持っていない。
  • 実際に来てもらったら、追加料金を請求された。
  • 書いてはいない金額を後から言われた。
  • 想定していたサービスをやってくれない。

このようなケースもあります。

このため、ほかのところと比べて安すぎる業者の場合は、「なぜ安いのか」「追加料金は本当に発生しないのか」「きちんとした資格は持っているのか」「どこまでのサービスが、基本料金に含まれているのか」などを確かめる必要があるでしょう。

遺品整理、という作業は、多くの人にとって初めてのことです。
そうであるからこそ、しっかりと金額を把握し、適正な業者や処分方法を選ばなければなりません。
「だまされた」「ソンをした」ということになれば、単純に「金銭面のマイナス」だけではなく、「疲れているとき、悲しんでいるときに人に騙された」という悲しみを味わうことになってしまうからです。

おもち
安いのにはちゃんと理由があるってことがわかったかな?
ひじき
そうだね、もしものことがあったら、まずはいろんな業者さんに料金だけでも聞いてみよう!

 

【参考URL】
https://www.ihin-memories.com/hiyou.html
http://i-kabami.com/price/
http://www.city.konan.lg.jp/kankyou/gomi_genryo/recycle/kaden.html

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